犬でも嫁の膝枕はとても気持ちがいい。

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「テニス部ー!テニス部楽しいよー!!」 突然だが。 オレは井之上 凌(いのうえ りょう) 初等部5年でここ、幼稚園から大学までの一貫校… 星夜学園に入学してそうそう、校門前で筋肉ムキムキに囲まれ、ぴょんぴょん跳ねながら小さいからだを目一杯使って、部活動勧誘をしていた先輩に一目惚れした。 先輩の名前は、葉山 なぎさ。 中等部1年で、身長は150㎝(本人によると) 髪はキレイなさらさらロングヘアーで黒髪。 目はちょっと大きめなくりくりおめめ。 目の色は吸い込まれるような茶色、栗色。 残念ながら上から下までのサイズは教えられません。(あ、でも山はある。……少しぽちゃ…っ!) とにかく、オレは、なぎさに恋をした。 そして入学式が終わると、月日があっという間に流れていった。   魔王が甦ったという情報と共に、オレが勇者に選ばれたり、魔導師、剣豪、女神(なぎさ)、盗人48等々…が仲間になり、魔王の配下を四苦八苦しながらも倒し、イベント事もドタバタと通りすぎていき…なんやかんで魔王を倒したりして… あれから10年が過ぎた。 「くぅーん」スリスリ 「ふふっ…」ナデナデ… オレは、井之上 凌。 入学式に一目惚れをした葉山なぎさに、膝枕をさせてもらってる。 「わふぅん…」 身体はたとえ黒柴になったとしても、嫁は一生守ると決めている。 「ふふっ…お日様が気持ちいいね。」 奥さんの葉山なぎさは、中等部の頃よりもぐん!と成長し、今は身長が158㎝、髪は黒で肩より少し長く、目は変わらず、スレンダーな色気があるオレの奥さんへと変貌を遂げた。   お陰でMになりそうで怖い… でも、お姉さん大好き!しょうがない! 「凌ちゃん、お散歩に行こうか。どの服を着る?」 「ひらひらは嫌だからな」 「あれ?それはフリ?」 「いや、フリじゃない。だから、スカートを閉まってくれ」 「えー…凌ちゃんも女の子なんだし、とても似合うと思うよ?それにほら、初等部は制服でスカートだったし、その時もちゃんと似合ってたよ?」 「グッ……!褒められても嫌なもんは嫌!」
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