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第2章 ギルド
「う…ここは?」
クロウは目が覚めて辺りを見渡したが知らない場所にいた。
ガチャ
「やっと目が覚めたか、気分はどうだ坊主」
「あの、ここはどこですか?」
「元気そうだな、ここはギルド"レイドバーン"俺はそこのギルドマスターでバーン・ストライドだよろしくな。坊主は名前なんて言うんだ」
「僕はクロウ。9歳です。」
「家名はないのか?」
「自分の名前と歳しかわからないんです。」
「そうか、恐らく崖から落ちたショックで記憶喪失になったんだろうな。そうだ、なら坊主俺の養子にならないか?」
「養子?」
「そうだ記憶が戻るまではこのギルドにいるといい。それに父親ってのになってみたいんでな笑」
「お父さん?」
首を傾けながらそう言うとバーンは顔を赤くしていた。
「そうだ!今日から俺はお前の父親だ!よし早速ギルドに登録だ!」
「まずはお前の魔力量と属性を調べる。そこの水晶に手を置いてみろ」
クロウはバーンに言われた通りに水晶に手を置いてみた。
その瞬間虹色に輝く光が部屋中を照らした。
「うわっ!」
「おいおいマジかよ…クロウお前の属性ってこれ全属性じゃねえか…」
「えっ」
「とっ、とりあえず次は魔力量を調べよう!次はこっちの水晶に手を置いてみろ」
「は、はい」
バリン!
クロウは隣の水晶に手を置いた瞬間水晶が砕けてしまった。
「はっ?」
「ごっ、ごめんなさい!」
バーンは目の前の事が初めて起こった現象のせいか一瞬硬直してしまった。
「クロウ、お前…なんちゅう魔力量と属性持ってんだ…」
「ごめんなさい!こんな事やったことなくて…」
「いや、いいさそれよりクロウすごいな!お前の魔力量と属性この水晶は魔力量10億まで測れる物なのにそれを砕くたぁ恐れ入ったぜ」
「は、はあ」
「よし、それじゃあ次はギルドカードを作りにいくぞ。」
「はい」
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