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「はっ、はじめましてぇっ!!」
「「「?!」」」
緊張のあまり声が裏返る転校生にクラスは驚く。
「え、えと、あの……か、か!!海外から来ましてゃ!!」
もう涙目になりながらも話を続け、ついに噛んだ。
「「「…………。」」」
みなも何も言えずにいる。
「………………絵愛(えま)・フェインですよろしくお願いします。」
自分に絶望したのか声のトーンが低くなったが、先程よりははるかに流暢に話している。
海外からの転校生ということもあって少しざわつく教室。
エマは獄寺の後ろの空いた席に座らされた。席がひとつ余っていたせいで、隣に人はおらず、斜め前のツナ、前の獄寺のみが話しかけることの出来る範囲にいる人間だった。
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