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「怪我してるじゃん…スキル『料理』」
「っ…!?君は正気か!?」
彼女が袋からフライパンを取り出すと青年が焦ったように詰め寄る。
「何かあっても守ってくれるんでしょ?」
「いや…そうだが…でも…!」
「大丈夫だって、一回だけだから…ソレにもし傷付いてもまた料理で回復させてやる」
「~~!!…とても、君が正気の沙汰だとは思えない…」
一応彼女に負けたのか青年は盾になるように前に立つ。
「…炒め物だと危ないから…揚げ物かな?フライパンスキル『瞬間加熱』」
彼女は袋からビンを取り出すとフライパンに注ぎ入れてからスキルを唱えた。
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