○○だ!

3/13
820人が本棚に入れています
本棚に追加
/610ページ
「大して経験値も得られないのにご苦労な事だ」 「なに、Lvは上がらなくとも指導スキルの経験値は溜まるさ」 皮肉のような事を言った男に青年は汗を拭いながら爽やかな笑顔で返した。 「指導スキル…か、誰も習得しない捨てスキルだとばかり思っていたよ」 「…君も後輩や弟子が出来れば考えも変わるさ、受け売りだけどね」 男のバカにしたような言い方にも青年は気にせずに水筒を手に取る。 「怪我はしてないか?一応手加減はしたつもりだが…」 「ヘッヘッヘッ…」 青年は叩き飛ばした魔物の所に歩いて行くと頭を撫でながら水筒を開けて中身を飲ませた。
/610ページ

最初のコメントを投稿しよう!