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「…街の人々のためにスキルを使って料理をしてるのに、更に俺達や魔物のために料理をしてるんだ…少しぐらい省きたくなっても不思議ではない」
「…なるほど…」
青年の小声での言い分に男は小声で納得したように頷いた。
「…それに、彼女はむやみにスキルを使いたくないらしいし…」
「…そうなのか?」
青年が小声で補足するように言うと男は初耳のように小声で驚いて聞き返す。
「…ああ、なんでも…スキルは使えば良いというモノでは無い、いざという時に使えなくなったら困る…と…」
「…まあ彼女らしい、と言えばらしいが…」
青年の小声での言葉を聞いて男は小声で納得できてないような微妙な歯切れの悪い反応をする。
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