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道中適当な世間話を交えつつ、山の麓から歩く事二時間ほどで近くの街に着いた。
「…ふう、やっと着いたか…」
「…そういえば…君は何を買いに来たんだ?」
街に入り疲れたように呟いた男に青年が聞く。
「ジュースとかの飲み物だよ、あとは生活用品」
「…生活用品…か、そうだな、いくら自給自足とは言え食べ物以外にも必要な物はある」
男の答えに青年はその手があったか…みたいな反応をして顎に手を当て考え始める。
「とりあえず俺は街をぶらつくぜ?田舎の街だからそんな広くないし、適当に歩いていれば自然に合流するだろ」
男はそう言って一人で歩いて行った。
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