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「…あの、私たちも行きませんか?」
「…あ、ああ、そうだな!」
街の入口で考え込んでる青年が目立つのか女の人が周りの目を気にしながらそう聞くと、ハッとしたように歩き出す。
「先ずは目的の物からだな…」
「食材…ですか?」
青年がポケットから紙を取り出すと女の人が不思議そうに首を傾げる。
「ああ、因みに山で瀕死の君に飲ませたのも彼女が作った飲み物だ」
「…作った、って…あの人、薬剤錬金術師なんですか?」
青年の言葉に女の人は驚いたように問う。
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