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『その隣の人間は?』
「ああ、私はこの作戦の発案者だよ?」
不思議そうに魔物が問うと彼女が聞き返す。
『…街を半分魔物の領土にする、とかいう作戦の…?』
「そうそう、というワケで…魔物のゾンビ状態を解除した時の説得に協力してくんない?」
疑うような魔物の言葉にも彼女は軽いノリで提案する。
『…説得?』
「…俺が君達に話したような事だ、いきなり襲われないように…だな」
『…分かった、けど、騙した時は一緒に暴れるからな』
理解出来ないように聞いてきた魔物も青年の説明でまたもや釘を刺しながら了承した。
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