2・ビターな生活と新しい下着

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「えーっと…」 戸惑っている京やんに、 「嬉しくないのか?」 課長が眼鏡越しでにらみつけながら聞いてきた。 わわっ、にらまれてるよ…。 京やん、かわいそうに…。 そう思っていたら、 「えっと、ありがとうございます…」 呟くような声で京やんが言って、躰を2つ折りにした。 「今月の終わりにプレゼンがあるから、来週までに資料をまとめて提出するように」 そう言った課長に、 「はい、わかりました。 精いっぱい、頑張らせていただきます」 京やんは首を縦に振ってうなずいた。 悪い方の話…むしろ、いい方の話であったことにわたしは深く息を吐いた。 我ながらしつこいようだけど、クリームあんみつの件じゃなくてよかった…。
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