3・浮気疑惑と胸の痛み

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「なるほどな…」 京やんは呟いた後、息を吐いた。 わたしはチーンとティッシュで洟をかんだ。 京やんの部屋に、わたしは京やんと2人でいた。 電話の後で京やんは仕事を切りあげて、すぐにわたしがいる場所へと駆けつけてくれた。 家に帰りたくないと泣きながら言ったわたしに、京やんは自分の部屋へ連れてきたのだ。 スーパーマーケットで買ってきた荷物を京やんの冷蔵庫に全部入れると、わたしは今までの出来事を全て京やんに話した。 「まさか、他の女のところへ走るとは思っても見なかったな…」 京やんは呟いた後、また息を吐いた。 「理由をつけて会わなかったわたしもわたしで悪いけど…でも、でも…」 また泣き出したわたしに、 「あー、もう泣くな泣くな。 プリンでも食うか?」 なだめるように、京やんがわたしの頭をなでた。
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