俺はこんなに可愛いい魔法少女になりたくないっ!

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新年が明けて10日も経った日の、冬の寒さが まだ身に染みる日の事だった。と思う。 俺は正月休みなどは、毎年親友の家で過ごす ので、地元の神社に初詣を済ませていない事が どうしても気になって仕方が無かった。 俺は飛鳥駆(あすかカケル)と言う名前の 如何にも何処かの作品で主人公を張れるような 名前をしているが、その望みは叶っていない。 俺から言うのもなんだが、運動神経抜群で 「茶毛の飛鳥」と呼ばれるくらい目立つ存在だ。 むっ!!俺の勘が言っている。今日は いつもと違う、ちょっと寂れた神社が吉だと。 地元はまた後日にするとして、たまたま 立ち寄った寂れた神社に行くとしよう。 俺は昔から直感が優れていると自負しており その直感に間違いが有った試しは無い。 人がどう思うか知らんが、俺は直感を信じる! 神社の入り口にある、神社名を示す石碑は かなり放置されて、年季が入って読めない。 だが、俺は信じる!この神社が吉だとっ! 早速中に入ってお参りを済ませようとした。 5円玉を2枚が俺の決まりだ。ご縁が倍ある ように。との願いを込めたジンクスだ。
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