俺はこんなに可愛いい魔法少女になりたくないっ!

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「ご老体。虚勢を張らぬとも宜しいのですよ?」 (コイツも聞き分けが無さそうだな…) 神様は思う。このままでは埒が開かない。 「お主の願いを言え。そうしたら帰る」 「そうですか!でも…俺は願い事など無いな。 家族や皆さんが健康で平和ならそれで良いから」 「無欲なヤツだな。そうだな~ お主、この世の中から悪を退治しようとか そう言った正義感は無いのかな?んん?」 俺の事を随分見透かしたように言うな~。 と思った飛鳥。俺は漫画の影響で子供の頃より 「友情・努力・勝利」が一番に思うし、何より 悪を退治出来るならそうしたかった。 だが、この世に悪が居なければ正義は要らない。 絶対的な力を無闇に使えば暴力になってしまう。 戦隊モノのヒーローは、いじめだ。 悪一匹に対して、5人でフルボッコ。 多勢に無勢では無いだろうか?と思う。 サシで勝負しろよっ!正義ならっ! 「悪ならおるぞ。ワシの知り合いに、勝手に 人をダークヒーローにしてしまうヤツもいる。 今は暴れていないが、その日は確実に迫っておる どうだ?正義の味方にならないかぁ?」 もはや「はい」の返事しか残されて いない選択肢だったように思う。 悪徳商法にでも引っ掛かった気分だと、 後に思った。もう、取り返しは効かないが。
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