【最終話】切ない恋

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彼の下で 私は身動きが取れなくなった。 年下でも 年上でもなく… 子供でも大人でもない。 男と…女… 「…うん…なしで。…なしにする」 「…よかった」 越石くんはニコリと笑って私の上から横に転げた。 彼の反応が面白くて 今度は私が彼の上になる。 「…そんなにうれしい?」 「そんなに…うれしいよ」 越石くんが私の髪の毛を頭のてっぺんから撫でた。 年下の彼の仕草に胸の奥がいちいちキュンときて苦しくなる。 あ…。 年下の…は関係ないんだった…
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