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差し出された花束
左の薬指には 指輪
その頬に
優しい笑みを浮かべて
告げられた貴方の想い
それが本心だと判るから
わたしも真心で応えましょう
たとえば
明日わたしが死んだとして
貴方は生きられない程
悲しんでくれますか?
貴方の心に触れられないのなら
きっとその心には
傷一つ残らないのでしょうね
貴方の瞳に影が射し
その光を隠してしまった
わたしのことを
嵐の雷に被せて
白い鼻を隠そうともせず
気付いてしまった
三瀬川 負うて渡るは
貴方じゃないのね
貴方はわたしを
愛してると言うけれど
その言葉に命を掛けられますか?
貴方の決意を
否定する訳ではないけれど
わたしはそれを
鵜呑みには出来ないのよ
たとえば
明日わたしが死んだとして
貴方は生きられない程
悲しんでくれますか?
貴方はわたしを
愛してると言うけれど
その言葉に命を掛けられますか?
三瀬川 貴方が負うのは
わたしじゃないのね
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