少女の日常

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少女に荷物と言うほどの物はなかった たったひとつの亡き叔母にもらった 肩にかける若い子が好きそうな目の形をしたカンバッチがついた薄紫色の縞模様のバッグをもち 家の中に粗末におかれていたお金を盗み 少女は家を出た 気持ちが高ぶり早足で駅まで向かう。 何処にいくかは決まっていない ただ売り払われ自殺もできないような 状態になる前に死ぬだけだ 死にたくてパソコンの授業中 こっそり見た自殺スポットへ向かう少女
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