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死にたい
もう助けてなんて思えない
期待するほど傷つくだけ
何もうつさない瞳の少女は学校へ向かっていました
つまらない人生の女の子のもとに
転校生がやってきて変わっていく…なんて
物語はよくあるけど現実にあるわけがない
その現実が少女の一つの苦しみでした
何故生まれてきたのだろう
そして何故生きてきたのだろう
助けて
心の奥底ではそう思っている
でも絶望に埋め尽くされて少女は
夢をみない
そんな考えすぎてつまらないものとなった心の叫びを言っているうちに学校に到着
上履きはいつもどうり汚れている
「ー・・汚い」
嫌がらせは朝からはじまっている
次に教室。静まりかえったと思ったらヒソヒソと少女を指差しなにか言っている
イスの上には虫の死骸
机の中には死ねと描かれた無数の紙
少女は気にすることなく虫の死骸と紙をゴミ箱へ捨てた
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