いきなりピンチ!?迷いこんだ異世界

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「な…なんなの…これ…」 思わず声がでる程、奇妙な物…いや化物がそこにはいた。 全身緑色で大きさは、大型犬位だろうか… 手足が8本あり、くねくねと奇妙な動きをし 正面には8つの赤い光。 それはまるで巨大な蜘蛛の化物の様な姿をしていて、その赤い光はまるで目の様で、私をじっと見ている気がした。 わたしは恐怖で足が震え、その場で座り込んだ。 視線はその化物を見つめたまま 一瞬たりとも 離せなかった。 "このままだと殺られる…" なにか武器になりそうな物はないかと、周りを探そうともしたけど恐怖で体は全く動かず、ただ虚しく思考だけが働いていた。 そしてその化物は、ほんの一瞬だが目が笑った様に見えた。 それと同時にわたしに襲いかかろうと大きくジャンプをし、頭上に迫ってきた。 「もう駄目…」 半ば諦め、目を閉じると ドーン!!! と言う、さっきより激しい音が今度は目の前で起きた。
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