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どうしよう…お金がない?
「さぁ着いたわよ!ここがわたしの住む町ラハルトよ!」
わたしはあれからこの女性にお願いして、ひとまず近くの街まで連れてきてもらった。
女性は家に帰る途中だったらしく、同行を快く引き受けてくれた。
道中、ずっとわたしは考えていた。
この女性に出会えず、あんな場所にいたら
わたしを待つのは確実な"死"だけだったはずだ。
わたしは死にたくない…
こんな世界に来てしまった理由は、今はわからない。
そんな事はあとでわかればいい…
とにかく今は、生きる為にはこの女性しか頼りにできる人はいないんだ…
魔法があり、化物もいるそんな世界。
何が起きても不思議じゃない…
ここは今まで住んでいた日本とは違う…
異世界なんだ…
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