631人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ!?馬鹿にしてるのか?1番良いポーションでも、やっとここまでしか治らなかったんだ!」
「あーなるほど。できるかも知れませんね?魔法で傷ついたなら可能かも知れませんよ」
まぁ正直、それはわたしも考えてはいたけど、傷ついてから時間が経ちすぎてるから難しいんじゃないかと思って言わないでいた。
実際、ラフェイリさんの見える皮膚に少しのヒールを与えてみたけど、なんの変化もなかった。
まるひよこさんには何かの策があるのだろう。
ここは黙って話に乗っておくことにした。
「いいだろう!本当に娘を元の姿に戻してくれるなら、娘を自由にし、そして家業を辞めて親父の言うとおりに農業でもやりながら三人で静かに暮らす!ここの住人の借金もなかった事にして解放してやってもいい!」
「よし、その言葉忘れんなよ!めぴこ!やれ!」
やれっ!って言われても…
ふんぞり返るまるひよこさんと、不安な顔をしているマリアさん、そしてオーエルンを呼んで円陣を組み、さっき試して駄目だった事を言った。
「え…?めぴこそれマ?」
「マです。なんか策があるのですよね?まるひよこさん」
「いや、なんもねぇよ…」
「…」
「…」
終わった…
最初のコメントを投稿しよう!