#001.「ツンとデレの境界線」

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確かに言ったよな?! ではその瞬間をリプライで(∩´。?ω?)⊃ドゾー と、したいところだけれど。残念ながら動画や音声には収録していないのでできない。 でも!確かに言ったよな? それって…それって!! 神谷「あ、勘違いすんなよ?別に小野くんがいるからってどうとも思ってないし!また共演できて嬉しくて内心小躍りしてるとか、小野くんがいて安心したとかそんなんじゃねぇーから!」 いや、あの…。 俺別にそんな事言ってないし、自爆に近い発言だけれども、むしろムキになってるのって逆に怪しいけれども! 顔を真っ赤にして、必死にそう断言する神谷さんに内心「可愛いな」とか思う。 小野「へぇ~神谷さん、安心したんだ~」 神谷「なっ…ちがっ……そんなんじゃないし!!」 小野「あれ?顔真っ赤ですけど?」 神谷「あ、赤くねぇーよ!」 小野「なにムキになってるんですか?素直になればいいのに~ヒロC可愛いゾ♪」 ぷいっと顔を背けて、でも距離は変わらないまま。 そんな可愛い態度をとる神谷さんを、たまらず俺は抱きしめる。 すると「なにしてんだよっ!離して、小野くん!!」と、俺の腕の中で暴れだす神谷さんの耳元に、唇を寄せて「照れ隠ししても無駄ですよ?」と商売用の声で囁く。
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