-ユリコとのドライブ-

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 「…ちょっといい…時間があればだけど…」  私は考える。  …家にいるのは、たぶんジュン君だけ…  …ジュン君は大学生だから、ひとりでいても当然大丈夫…  私は、  「ハイ…大丈夫です」  と、ユリコに告げる。  「そう」  ユリコは短く答えると、フェラーリに乗った。  私は助手席に座る。  その助手席は左、  つまり、ハンドルは右、  
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