勇者たちの朝

8/10
前へ
/12ページ
次へ
「御乗車ぁ~まことにぃ~有難う御座いま~しゅ~。つぎゃ~終点~・・・。」 いつものように、間の抜けた車掌さん独特のアナウンス・・・。 私は、目の前の男性・・・に言った。 「ブラウス、有難う御座いました。」 男性は、笑いながら言った。 「こちらこそ・・・今日は試験?頑張ってね。」 私は笑って頷いた。 「すまなかった、下品なものを見せてしまって・・・。」 「あああ・・・大丈夫です・・・パパも派手ですから・・・。」 俺の言葉に、女子高生は笑顔で両手を振った・・・。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加