2丁目のあなた

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「2丁目か、結構遠いな」 スクーターを走らせ、よく通る裏道を使い 15分ほどたって到着した 「ここ?」 そこは高級マンションだった、 何階建てだろうか、下から見上げるとかなりの高さだった。 「うちの弁当屋さんは、個人で営業してる小さい店だけどな、確かに味はおいしいけど・・・、高級感はないよ?住所間違えたかな」 電話でメモした住所をスマホを使い、ネットで確認してもこの高級マンションを示す住所だった。 「よく見れば3001って、30階の1号室のこと?」 夜街に、綺麗にライトアップされているこのマンションがやけにあやしく光って見える。 おそるおそる入口へと向かった。 自動ドアもデカい 普段自分の住んでいる環境と違いすぎる 「いかん、頭が真っ白になりそうだ、弁当渡してさっさと帰ろう」
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