2丁目のあなた

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3001号室についた、 綺麗なマンションだ、こんなところに住んだら どんな感情が湧くんだろう 想像もできない しばらくドアの前で立ち止まったまま 辺りを見渡していた。 あ、 弁当渡さなきゃ インターホンを押すとすぐに ドアが開いた 「ちゃんと右側のエレベーターに乗った?」 中から出てきたのは、バスタオルで体を覆った若い女の人だった、 髪は綺麗な黒のロングのストレート そして髪は少し濡れていた 風呂上り? え?せめて服着ようよ 下でインターホン鳴らしてから30階までくる間に時間あったでしょ あまりの状況に戸惑い、言葉を失っていた 「ねぇ聞いてる?」 「あ、右側に乗りました」 ようやく言葉が出た このまま動揺したままだと変な人だと思われるので できるだけ自然に話すことにした
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