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「じゃあ、僕はここで。」
左の部屋へと歩き出した。
「ルドルフに挨拶が終わったら、帰りに寄ってくれ。渡したいものがあるから。」
リャドはドアを開けながら、顔だけこっちを見て言った。
扉の向こうから怪しげな紫煙の手のひらが見えたような…
「ちゃんと私が来る事認識させといてよー!!」
ヒラヒラと手を振り見送る父の奥にも手を降るヤツが居る。
背中を何かが駆け上がった気がした。
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