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そんな訳で、ほったて小屋での一夜が明け、森越えに備えていつもより多少精の付く朝食を終えた後だった。
「やっぱりおかしいわよ」
ユノがそんなことを言ってきた。
「そんなに変かなぁ」
自分の服をつまんで彼女と見比べる。
身支度を整え、動きやすい服装に着替えているところだった。
ユノのおおよそ森を歩くには似つかわしくない修道服に対して、ソリティアは頭に三角巾、鹿皮のケープと腰には麻布のローブを巻き、まるきり町娘といった格好をしていた。
動き易さで見ればソリティアの方が合理的といえる服装なのだが、安全性という面では多少動きにくくともユノに分がある。
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