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呆けた顔で事の推移を見守っていたマフィンが思い出したように口を開く。
「なにを……やってんのよ」
「なにって。心配事を排除したんじゃない。私はユノを拒絶しないって示してるんだけど」
「は?」
マフィンの顔に困惑の色が拡がり戸惑う思考に眉根が寄る。
「だから、私は別にユノが劣情に溺れてても構わないって」
「えっと……は?」
掴めない物を掴むような、あるいは掴んだものが掴めなかったような。指先をわきわきと動かしながらマフィンが唸る。
「ちょっとまって。ソリティアはなんでユノがこんなんなってると思ってるの?」
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