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「何バカなこと言ってるんですか。  冷めちゃわないうちに  食べますよ。」 「はい。」 「「いただきます。」」 生姜焼きときんぴら サラダにお味噌汁とごはん 二人で作ったご飯は 美味しく出来た。 「生姜焼き旨いな。  きんぴらも久しぶりに食べた。  早川の味付けってうまいよな。  俺に合ってる。」 大きく口を開けて パクパク と、 食べていく姿が嬉しくて 「本当ですか、  お口に合ってよかったです。  係長も千切り上手ですよね。  お店みたいです。」 照れて赤くなった顔を隠すように 俯いて言うと 「その照れた顔も可愛いな。」 「!」 ビックリして固まっていると 「な~んだ、もういらないのか。  なら、食べちゃうぞ。」 「い、いります。  食べます。」 「食べようと思ったのに。  ちぇっ、残念。」 今日の係長はまるで子供のよう。 会社との差がありすぎるけど… ……ちょっと可愛い。 「「ごちそうさま。」」 「旨かったー。」 「美味しかったですね。」
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