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一緒に洗い物をしてから
コーヒーとケーキをを持って
リビングのソファーに座る。
係長がベイクドチーズケーキ、
私がチョコレートケーキ。
ビターチョコで美味しい。
係長は甘いものも大丈夫みたい。
「今日の係長って
いつもと違いますよね。
会社の時はもっとこう……
なんて言うか…」
「怖いか。」
「は、はい。
壁があるって言うか…
話しかけづらいって言うか…
でも、今日は沢山話せますし
この前もですけど
優しく接してくれて
今日の係長、すごく好きです。」
「……」
「私、最近辛いことがあったんですよね。
落ち込んでどうしようもなかったんです。
でも、この前の公園や今日も
係長と一緒にいて
何か温かいものに包まれているような
安らぎを感じるんです。
会社でも
私の事知っててそうしてるんじゃないかと
思うくらいありえない沢山の量の仕事を
くれるじゃないですか。
余計な事考えなくてすんで
感謝してたんです。
ありがとうございます。
係長のおかげで
元気になりました。」
「途中、イヤミ言わなかったか？」
「そんなことないです。
本当に感謝しているんです。」
「そうか、
お前が元気になるならよかった。」
「はい。」
「なぁ、料理なんだけど、
これからも作りに来てくれないか。
残業がなくて都合がいいときだけで
いいんだけど。」
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