なぎこ①

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「気持ちはわかるんだけどなぁあ」 頼まれた手紙を届けにきた先で見かけて、声をかけた新人に思いを馳せる。 えらく、じめっとした感じのヒトだった。 声をかけても、 『私がすべて悪いので手助けはいらないのです触れて下さいますな』 な、雰囲気を出し、ちっとも霧が晴れない…どころか、じめっとした霧が、私にまでくっついてきたかも? うーん。とりあえず、同僚じゃなくて良かった。 でもまぁ、仕事も初めは辛いよね。 慣れないし失敗するし恥をかくし。 乗り越えたら楽しい。 きっと、楽しくなる。
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