化けの皮

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化けの皮

手招きする二人にフカチがレンジョウ達を一緒につれに行こうと言ったカカシナとセイラはゼンマイ人形のように少しずつ動きながら近づいてくる。フカチはチギリを信用した訳じゃないがあまりにもカカシナ達の行動がおかしいそう思いながら広間につく「カカシナさんにセイラちゃん!」レンジョウが驚きながら二人に近寄るのをユツセが止めた「待ってなんだか二人の様子が変よ」するとセイラが「変じゃないよ私は普通よ貴女達はここのヤツに騙されているの早く村に帰りましょ」セイラがレンジョウに手を差し出したレンジョウはユツセやフカチの顔を見た「私行かないフカチ君は信用してないかもしれないけど私はユツセさんやチギリさんが嘘をついているようにみえないだから」その続きを言おとした時だった後ろにいたカカシナが肌をかきむしりだした「早くでよう此処からハヤク」セイラも同じように肌をかきながら早く早くと言った二人は何度もいたるところをかきむしりだしたバリバリ「ミンナ早くココからでよう」バリバリ、レンジョウが「二人とも大丈夫!そんなにかいたら血が...」止めようと近づこうとした時チギリがレンジョウを止めて「レンジョウ様それにお二方もよく御覧なさいこれが奴等の正体です」そう言って二人をみたぐちゃぐちゃと音がでるくらいかきむしっている二人、手が血まみれになって、いたるところがはぜている「カユイあぁカユイハヤクココからぁぁ」セイラがフカチに手を差し出した、バシッ手を払いのけたフカチ。するとユツセがセイラの手を見て「なにあれ手の皮が...」セイラの手の皮が剥がれているがその中の手は血まみれだが骨じゃない、まるで脱皮でもするかのように皮膚がずるりとはがれおちた 「うっ気持ち悪い」レンジョウはチギリの後ろに逃げたユツセ達もチギリの側に逃げた「ぁぁあダメだぁカユァアアツイィイ」二人は、顔、身体、いたるところをかきむしっていた。そして顔の皮膚が剥がれおち中から別の顔がでてきた「アギャぁぁあ!」のたうちまわる二人、部屋中に肉が焼け焦げた匂いが充満した。
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