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「あんたさえいなければっ!あたしはっ!!」
僕の目の前にはヒステリックに叫ぶ女がいる。
色白な肌に綺麗なブランド物の服。着飾った彼女は僕の母親だ。
「あんたが悪いのよっ!!!出て行って!!!!」
ドンッ!
背中を押され僕は開けられたドアから外に押し出される。
あー、またか。
そのへんブラブラして帰ろ...。
母親からの暴力は5年前から始まった。
僕が6歳の時だ。
原因は父親の浮気だった。そして離婚したのが3年前。
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