53人が本棚に入れています
本棚に追加
「だってライ、僕は
君の役にたちたいんだよ」
「気持ちだけでいい。
それに自分の事は
自分でする」
「ラ~イ」
「くっつくなって」
「あの時のお礼が
したいんだ」
「あの二人って
仲が良いのかしら」
そんな二人の様子を
裏の部屋から伺いながら
ソファーに横たわる
グレに話しかけると
グレは大あくびをして
それに応えた。
ご飯も
少ないながらも食べ、
昨日よりは
幾分良さそうに
見えるグレを、
歌子は内心
ほっとしながら
見ていた。
最初のコメントを投稿しよう!