第1章

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「…分かった戻れ」 パチンッと扇を閉じる、ふわっと風が通り玄武と朱雀が消える。 玄武と朱雀は下界に戻ったのだ、玄武と朱雀は一時的に俺様に力を貸してくれる、神の力は偉大だ。 陰陽師は神の力を借りているだけだ、神の力を借りられる陰陽師は数少ない。 「ふーっ、貴様ら自分の霊力はどのくらいあるか理解しているか、霊力を見せろ」 俺様が指命する、俺様の目の前に立ち祝詞を唱える。 「我今ここに誓う我らの前に立ち塞がりし全ての愚かなる者に我と汝の力もて力を示せ」 ぶわっと明るくなり青年の手のひらの上にふよふよとオレンジの光が浮いている。
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