第1章

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布団に横になり苦しそうな声を出す、額には脂汗が浮かんでおり少女の呼吸もヒューヒューと数秒置きに息を大きく吸い胸元から上にあがり、ドンッと体が歪む。 「尊様…これは」 「かなり不味いなぁ…綾乃」 コクリッと綾乃が頷く、スーッと綾乃が何かを呟き、印を組むそして素早く辺りに放つ。 新鮮なキラキラと輝いた空気が辺りを包む、それは太陽の光が見ずもに浮かびきらびやかになる光景に似ている。 「うふっ、上出来」 綾乃の最後の語尾の後にはハートマークが見えるのは気のせいではないはずだ。 綾乃は陰陽師業をする時のみ、オネェになる自分自身の暗示の祝詞で少し間違えてしまい、幼いときから使っていた為後戻りが出来なくなって出来なくなって様だ。
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