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少女が寝ている周りに星のマークを書く、綾乃の前に座禅を組み俺は刃印を唱える。
「うヴヴヴヴ」
「オンアラビラウンナウマンソウン悪霊退散急々如律冷」
「ヴヴヴあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
俺の手から光が集まりボウッと炎の様な玉が出来、放つと眩しい光で辺りが目を開けられない程に眩しく輝く。
「ふーっ…どうだ」
「…大丈夫です」
身体が浮き上がっていた少女がコテンッと布団の上に倒れ込み、苦しそうな吐息がスースーッと穏やかになり少女の顔に生気が戻り、綾斗が少女の手首を持ち自分自身の腕の脈と確認する、トクントクンッと以前とは違い正常に動いている。
「もう入ってもらって構いませんよ」
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