第1章 はじまり

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俺「なんかラブソングばっかり歌ってると悲しくなってくるよな。」 こうき「カラオケいくといつもそう思うわ。」 ひろき「俺なんて付き合ったやつに毎回嫌われるんだぞ。もっと悲しくなるわ。」 はやせ「てかそーいえばみんな花火大会どーするの?」 花火大会とは俺が住んでいる町で行われる、テレビ局が主催する大きなイベントだ。 そこにはカップルがすごく多い。 だってそりゃあんなロマンチックなイベントだし(笑) 夏と言えば花火が俺のなかで大きな印象がある。 みんな好きな人をこの花火大会に誘うという風潮があるのだ。 でも残念ながら今日いるメンバーはだれも彼女がいない。 みんな作ろうと思えば作れそうなのにもったいないなと俺はいつも思っている。 こうき「あーまだ誘ってないけど誘おうと思ってる人はいるよ!」 ひろき「別におれはいいや。」 俺「あーおれもなんも考えてない。はやせはいるの?」 はやせ「一応誘ってOK貰ったよ!」 俺「抜け駆けかよ?(笑) だれかいい人いないかなー、たれかオススメの人いない?」 こうき「んー、あ、さおりんは?」 はやせ「あ、さおりんいいね!」 こうきとはやせは同じクラスで、そのさおりんという人も同じクラスの人らしい。陸上部だそうだ。 俺「その人どんな人なの?」 はやせ「可愛いかと言われたら普通だけど、すっごく性格いい人だよ!Twitterとかフォローしてみたら??」 そんな感じで俺はTwitterをフォローした。 俺「フォローもし返ってきたら会話してみるわ!」 ひろき「がんばるねえ。次歌うのKだぞ。」 何を歌おうかと思うけどTwitterが気になってあまり歌に身が入らない。とりあえず盛り上がる系の曲を歌おうか。 そんな感じで20分が経過。 こうき「フォロー返ってきたか?」 携帯をみてみる。 俺「あ!返ってきた!なんか会話してみるわ!」 Twitterでの会話 俺「フォロバありがとう!よろしく!」 さおり(さおりん)「こちらこそよろしくね!」 俺「ここからなんて会話すればいいんだこれ。」 こうき「とりあえずLINEとか聞いてみたら?」 そんな風な流れで、ノリもあって今LINEを聞いている。久しぶりにドキドキ感を味わっている。
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