第一章『終わりなき交渉』

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「また儂の顔に泥を塗ってくれたわっ!」 その表情には怒りが満ちている。 和睦交渉を潰されたのはこれで何度目であろうか。 「確かにこのままでは何も進みませぬな・・・・。」 眼前の小柄な武将が青ざめた顔で呟いた。 この小柄な男の名は宗義智。対馬を治める武将である。
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