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ところが、そこに明からの援軍が到着する。総勢五万の兵が秀吉軍に襲いかかったのである。
総勢では十六万ほどの軍勢であった秀吉軍であるが、戦線は拡大しその補給線は数十里に延びてしまっている。
只でさえ内陸部に攻め入ったことにより補給がままならなくなってた所に加えて、李舜臣率いる朝鮮の水軍に秀吉軍は手を焼いていた。
そこを狙われたのである。
ここからは将に一進一退。負けはしないものの、戦況は徐々に膠着していった。
そうなると表面に現れてくるのは厭戦の雰囲気である。
戦に参加したくなくとも勝っていればまだ戦意は上がる。
しかし戦況も膠着し、冬将軍の到来にさらされ、病も蔓延してくると話は違う。
兵達の士気は上がらず、秀吉軍の戦意は最悪であった・・・・・・・。
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