骸探しの静か
6/6
読書設定
目次
前へ
/
167ページ
次へ
彼女は骸を持つお師匠様に驚いていたけれど、驚きのあまり声を上げられないようだった。 「死んでしまったら、治らないのよ、この傷も。どうか、この子のことを悼んでやって」 私の言葉に、お師匠様もまた、小さく頷く。 私達を見ると、彼女は目を閉じ、ゆっくりと頷いた。 静かな森の奥。 人知れず建った寺の中、私達のお経だけが響いていた。 (完)
/
167ページ
最初のコメントを投稿しよう!
14人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
183(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!