プロローグ

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それでも生きていく上では どうしても性別が必要なこともあって、 女の子として育てられた。 何でそっちを選んだのか両親に聞くと、 もっともらしいことを言っていたけれど……… 簡単に言えばおちんちんが小さすぎたことと、 顔が女の子そのものだったから。 いつかその時が来たら 自分でもう一度性別を決めなさい、 と両親は言ったけど 自分自身はこのままでいいと思った。 別にこれと言った理由なんかない。 女の子として生きてきたのだから、 これまで通り女の子でいいだけ。
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