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俺は留奈を柱の影へと連れ込んで、軽くキスをした。
「感情的になっても仕方がねぇけど・・・少し位は気にして欲しいな。俺のコトスキじゃないのかと勘違いするだろ?」
「私はまだ…捺さんのコトスキだって言ってません」
「嫌いじゃないだろ?」
「嫌いではありませんけど・・・」
彼女の突拍子もない行動にオトナの誰かの入れ知恵が垣間見えた。恵と睨み合う留奈の瞳にジェラシーを感じる。
それは、俺を意識してくれている証だと思うと嬉しい。
ハッキリとスキとは言われてないけど、確実に俺は彼女の心を掴み始めている。
俺は彼女の細い腰を抱き締めて、もう一度キスを落とした。
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