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これはつまり。半分は床に這わされているのではないだろうか。上半身でソファーに縋りつき、下半身は床に膝を立て――。
想像すると、そのあられもない格好に声が詰まった。
「桂さんっ、こんなっ」
抗議などものにもせず、桂の指が腰から尻を這う。ますますとんでもない事になっている事に気付いたが、同時に前を握られ、また顎で跳ね上がる羽目になる。
「う、う」
「少し、耐えろ」
言うなり、桂の指が後ろに触れた。冷たい感触とぬるりと滑るような感覚に戸惑いを感じる端から、前を嬲る指の快楽に震える。
もう、何がなにかもわからなくなる。
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