6人が本棚に入れています
本棚に追加
せめて痛くないようにしてほしいです...!なんて思いながら目を瞑った
その時
「ギエエエエエエエエエ!!!!!」
イキナリ化け物が叫んだと思ったら俺にそのまま大きな手が被さった
「重っ!?ぶっ!?」
そのまま重さに耐えかねず草むらに倒れた
唯一動かせるのは巻き込まれなかった右手くらいだ
俺は必死に右手で化け物の指を少し動かし、隙間から上を見えるようにして眼球だけを化け物に向けた
手が分厚くてよく見えないが、奴の二の腕あたりから血が吹き出ている
腕は切断されたのだ
理解した瞬間奴の頭に何かが飛びついた
「ふぃとは(人か)!?」
飛びついた何かはそのまま頭まで素早くよじ登り、3つ目を矢で潰した
「ゲヒュエブルァァァァァァ!!!!」
化け物は奇声と共に仰向けに大きな音を起てて倒れた
やがて大きな奇声は小さくなっていき、そのまま聞こえなくなった
最初のコメントを投稿しよう!