アプリの世界と現実世界との狭間

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「それで良いと思います。 ただ、さっきまで教室で蘭子と武と話していたから、俺たちだけ記憶があるのに気づいた人もいると思います」 「記憶といっても、どうせ信じてもらえないから、君たち3人の記憶も混乱している事にしておこう。 今から教室に行こう。 今日は8月7日、現実世界ではまだ17日しか過ぎてないんだ。 これくらいの記憶が失くても、そこまで困らない。 パソコンの授業の途中で、みんなの記憶がいきなり失くなった事にしよう、それで俺はパソコンに詳しい友達の十和子を呼んだ事にすれば辻褄があうし」 「なるほど! それでいきましよう」 俺はカッキー先生の意見に賛成し、少し詳細を詰める為に話し合った後、3人で教室に戻った。
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