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まるで夢みたいだ。 彼女と学校の外で会えるなんて。 彼女はどんな服を着てくるかな? 私服の彼女を見るのは初めてで、その姿を想像しただけで―― やべぇ顔がニヤける。 信号なんかほとんどない一本道を、田植えを終えたばかりの青々とした田んぼを右手に見ながら、自転車のペダルを漕ぐ足に自然と力が入る。
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