キミがくれたもの

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「どれだけ恐がられてたんだ、オレ」 自然とワタルの表情に笑みが浮かんでいた。 ―私、告白しちゃった! でも、まさかのOK。 信じられない! 夢みたいだけどほっぺつねったら痛かったから夢じゃないみたい! 本当に私でいいのかな!? 信じていいんだよね? 不安はいっぱいあるけど嬉しかった! 明日から龍王君が私の彼氏なんだね。 何だかちょっとだけ恥ずかしいなァ。 ―ついに初めてのデート♪ でも色々あった。 映画見て、ご飯食べて話して楽しかったけど… 先輩たちに絡まれたのは恐かった。 龍王君、死んじゃうんじゃないかって思った。 何で平気であんなことできるんだろう… でも無事で良かった☆ 心からそう思った。 しばらくは傷が痛そうだけど…(^_^;) ―今日は龍王君とお兄ちゃんのライブにいった! ライブハウスって何か恐いなぁ。ちょっと苦手かも。 でもいつもとは違うお兄ちゃんを見て不思議だった☆ 音楽をやってる時のお兄ちゃんってあんな顔するんだ。 龍王君がギター始めたいっていってたけど、本当に始めたらかっこいいだろうなぁ。 見てみたいかも♪ 由愛は本当にオレのこと、好きでいてくれたんだな。って思う。  
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