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Captivate~誓い~
「本当に、ナルを封印して良いんだね?アヤ」
ナルとアヤの学校の先生である太田は
最終確認をする為、アヤに訪ねる。
「構いません。もう、決めた事ですから…」
迷いが無い。と言ったら嘘になる。
来月には中学三年生になる時に「その」決断を
するのは手遅れにも等しい行為になるからだ。
だが、これは彼氏を想うアヤの気持ちで決めた。
もう、ナルのあんな姿は見たくないからだ…
アヤにとっても、ナルの姿を羨ましく思った。
目を瞑る事も考えたが、そうもいかない。
苦渋の決断だった。
それは、アヤにとっても、だ。
ナルを封印するには、誰かの犠牲が必要だ。
アヤは自ら犠牲になる事を選んだ。
このままでは、怖かったからだ。
さて、何故そうしたか?時間を戻そう…
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