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『まさか……お前、鍵……か?
頭がとろそうな感じは、鍵らしいが……
しかし、私の声が聞こえるなら、鍵であろう。
頭の悪いお前のために、簡単に説明してやろう』
「は?」
ばかにされているし!しかも二回も。
いや、もっとか。
何だこいつは!
それに、私、犬が話しているのを受け入れても良いのか?寿葉は思案した。
『受け入れなくても、お前は鍵であることは明白だ』
「さっきまで、疑っていたくせに」
ああ、とうとう、犬に話しかけちゃったよ。
お母さんに見られたら、精神科に連れて行かれそう。
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